スマートフォンやタブレット端末の普及で、電子端末を持ち歩くことが増えました。それに伴い、それらに関連するトラブルが増えたのも事実です。最も一番多いのが、スマートフォンや携帯電話をトイレに落としてしまったということ。また、トイレに落としてしまったという以外にも、急な雨でスマートフォンやタブレットが濡れてしまった。うっかり窓際に置いておいたら雨に降られて、濡れてしまった。そんなことを経験した方も多いのではないでしょうか。そんな際、濡れてしまったから「もうダメだ」と諦めていませんか?きちんとした対処法を知っていれば、かなりの確率で濡れてしまった端末を復活させることができます。今回は、スマートフォンやタブレット端末などをトイレに落としてしまった、雨で濡れてしまった、という時にどのように対処するべきなのかを紹介します。
基本的に、電子端末は湿気や水気に弱いです。本の少しの水でも使えなくなってしまうこともあります。従って、濡らしてしまった場合、すぐに対処しなければ復活することは難しくなります。濡れてしまっても、ショートしないようにし、完全に下のように乾けば多くの場合再び使うことができるようになります。
では、具体的にどのように対処するのが良いのでしょうか?キーワードは2つです。
1.ショートさせないこと
2.乾燥させること
まず、1.から見ていきましょう。端末を濡らしてしまったら、まず、電源を切りましょう。スマートフォン、タブレットであれば電池を外しましょう。iPhoneなど、電池を取り外せない端末であっても、最低限電源は落としましょう。パソコンなど、電源につないでいる場合は電源を抜いてください。ノートパソコンなどの場合は、電源を抜き、さらにバッテリを外しましょう。キーワードは「ショートさせないこと」、「電源を完全に断つ」ことです。これができれば、第一関門突破です。あとは、濡れてしまった端末が水によって腐敗する前に乾燥させることができればいいのです。
それでは2番目のキーワード「乾燥させること」です。濡れてしまった端末を乾燥させるには、シリカゲルを使用するのが最も効率的です。シリカゲルは市販されていますので、簡単に手に入れることができます。それから、外気を断つことのできる入れ物を用意してください。スマートフォンであれば、100円ショップなどで売っているタッパーで問題ありません。端末と、シリカゲルを入れることができればそれで十分です。
シリカゲルと容器を買ってきたら、容器にまずシリカゲルを入れます。その次に、端末をシリカゲルが直接触れないようにし、同じく容器に入れます。蓋を閉め、完全密封すれば準備の完了です。あとは24時間~72時間ほど寝かしておけば、端末内に入ってしまった水気を吸収してくれるでしょう。24時間~72時間、場合によってはそれ以上、端末を使用することができませんが、中に入っているデータ、端末が復活すると思えば、2,3日使えないぐらいは我慢しましょう。
十分に水気が吸収されたら、蓋を開け、電池を入れ、電源を入れてみましょう。水に落としてしまった端末が復活してることでしょう!
※シリカゲルと端末を入れた容器を、端末が痛まない程度に温めることで、中の水気の昇華を早め、乾燥が早まります。
上記の方法を、適切に、かつ迅速に行うことで、ほとんどの場合、水に落としてしまった端末を復活させることができます。筆者は、これでiPhoneとノートパソコンを復活させることに成功しました。