こんにちは。ちょっと高かったですが、思い切って購入してしまいました。SONYの大画面モバイルノート、VAIO SE19F/Bのレビュー記事です。
今まで富士通のFMB BIBLO NF/850BYを使用していましたが、USBポートが故障し、キーボードの一部が聞かなくなってしまったので、新しいパソコンを購入することにしました。いろいろと吟味した結果、やっぱり機能&ブランド重視でVAIOを選びました。以下レビュー記事です。
VAIO SEを選んだ理由
VAIOを選んだ理由はブランドはもちろんですが、機能面も考慮して選びました。最大の決め手はバッテリ管理の仕組みです。最近のパソコンで使われているリチウムイオン電池は寿命が充電回数で決まってきます。一般的なパソコンだと、ACアダプタを接続しながら使用するばあい、数パーセントバッテリが減るだけですぐに再充電してしまいます。そのため、ほとんどバッテリを使ったことがなくても、家でACアダプタを接続しながら使うだけで、気が付くとバッテリの寿命が縮まり、駆動時間が短くなってしまうのです。
富士通のFMVは初めての購入でしたが、バッテリ管理の仕組みのおかげで耐久年数が長かったのです。通常の使い方であれば数年はバッテリを使い続けることができるのです。私自身、2009年に購入し、3年間使ってきましたが、最近でもバッテリの駆動時間は公称値の8割程度を維持できていました。富士通のノートパソコンは90%になるまで自動充電はありません。バッテリ残量が90%以下になって初めて自動充電が開始されるのです。そのため、ACアダプタに接続したまま使い続けても、他のメーカーと比較し、バッテリ寿命が縮まりにくいのです。
富士通がここまでしっかりしたバッテリ管理をしていたため、他のメーカーへ乗り換えるのが非常にためらわれました。しかし、調べてみるとSONY、Panasonic、富士通はバッテリの寿命を延ばす仕組みが付属しているということが分かりました。前々からVAIOは欲しいと思っていましたが、バッテリの寿命が気になり購入していませんでした。しかし、VAIOにも富士通同様のバッテリ管理の仕組みがあるということが分かり、踏ん切りがつきVAIOを購入することにしました。
なお、他のメーカーのバッテリ管理については別ページで記事にしていますので、気になる方は確認してみてください。
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今回VAIO SEを購入するにあたり、増設用メモリ DDR3 4GB x 1 を追加で購入しました。到着後、メモリをアップグレードし、物理メモリ8GB、仮想メモリゼロで運用しています。初めての仮想メモリゼロですが、非常に快適に運用できています。
また今まで有線マウスを使ってきましたが、新しいパソコンに移るのを機に、無線マウスも購入しました。購入したのは、現在最先端といわれているBlue LEDマウスです。とっても快適。
VAIOの優れている点
実際に購入してみて、すごいなと感じた点はやはりバッテリの管理、そしてディスプレイの美しさです。
VAIOのバッテリ管理
購入の決め手にもなったVAIOの管理はFujituのさらに上を行っていました。前述したとおりリチウムイオン電池の寿命は充電回数で決まっています。一般的なリチウムイオン電池では約500回~1000回といわれています。なぜ幅があるかというと、充電する際の充電量によっても変わってくるからです。
仮に500回だとすると、1日位階フル充電を行った場合、約1年半しか持たない計算になります。ところが多くのノートパソコンの場合、常に最大限のバッテリ能力を発揮できるようACアダプタ接続時は常時充電(少しでも減ると充電開始)するようになっているため、充電は1日に数回~数十回と行われることになります。
しかし、富士通、Panasonic、SONYは少しでも寿命を延ばすため、少し残量が減ったぐらいでは充電されないようになっているのです。富士通の場合は90%以下になるまで再充電はされません。
そして今回購入したSONYはさらに細かく設定を変更でき、50%、80%、100%の3段階から選択できるようになっています。下の図を見ていただければわかる通り、バッテリ残量56% でも充電されていません。VAIOではこれを「バッテリいたわりモード」として標準で備えているようです。
なお、表示が英語になっていますが、Windows 7ではEnterprise、Ultimateでなくても表示言語を変更することが可能です。公式サポートはされていませんが、問題なく変更できるので興味がある方は下記記事を参考にしてみてください。
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解像度とタッチパッドが最高
今回のVAIO SEは解像度がフルHD(1920×1080)対応で15.6インチサイズとしては非常に高い解像度となっています。解像度が高いことで、一度に複数のタスクをこなすことができ、ディスプレイを非常に有効に活用することができます。
解像度だけでなく、VAIO SEの搭載している液晶ディスプレイは最先端のIPS液晶を使っているため、視野角が非常に広く、どこから見てもくっきり映像を確認することができます。
またVAIOのタッチパッドは非常に優れていて、マックのタッチパッドにはわずかに及びませんが、それでも非常に快適にパソコンを操作することができます。マックのタッチパッドはページを戻ったり、縮小、拡大したり、スクロールしたりするのが簡単に操作できることで有名です。Windows PCでも一部で同様の機能は備わっていますが、使い勝手はそこまでよくありません。しかし、VAIOのタッチパッドは非常に精工に作られていて、Mac Bookから乗り換えても、違和感なく操作することができるでしょう。
付属ソフトウェアが豊富
最後にVAIOはハードウェアだけでなく、付属ソフトウェアも素晴らしいものが付属しています。DVD再生用にはPower DVD、写真編集用にPhotoshop Elements、Adobe Photoshop Lightroom(機種により体験版)などデジタルメディアには欠かせないソフトウェアが付属しているのです。これらのソフトウェアが不要という方には、邪魔かもしれませんが、別途インストールしている人にとってはプレインストールされているのは非常にありがたいです。
まとめ
今回VAIOを購入するにあたり、とても悩みましたがVAIOにしてよかったと思います。特に気に入っている点は、その薄さです。VAIO SEは「大型モバイルノート」といわれる通り、15.6インチと、一般的なモバイルノート(12~13インチ)すればサイズが大きいです。しかし、DVDドライブを搭載しながら限界まで薄くし携帯性は非常に高く作られています。
薄いからといって、スペックに妥協せず、DVD、高精細IPS液晶、そして最新のCPU搭載とほかのメーカーの追従を許さない最高のパソコンに仕上がっています。唯一残念な点を述べるとすれば、オーディオ関連です。その薄さ故かもしれませんが、スピーカーの音量は低めなのは残念です。とはいえ、外出先でスピーカーを使うことは少ないでしょうし、自宅にいるときは外付けスピーカーを使えばカバーできますので、問題はありません。