この記事はパソコンを購入したいけれど、実用に耐えられるパソコンで予算をできるだけ抑えたいという人にお勧めの記事になっています。
こんにちは。先日2年型落ちしたノートパソコンを購入したアメンボです。オンラインで購入したのですが、送料込みでその額なんと27,000円。ちょっと心配でしたが、到着してみるとこれが大当たり。2年落ちとはいえ、スペックは必要十分。むしろ自分の使っている現役のノートパソコンよりも早かったので大満足でした。
ちょっと前置きが長くなりましたが、今回の記事は最新の低価格パソコンを購入するより、型落ちのパソコンを賢く購入するほうが、安くて高スペックという話です。
今回の記事はこんな感じ
- 最新の低価格パソコンより中古のハイエンドモデルがおすすめ
- 3万円も出せば、十分良いのが買える
- CPUはCore i5第7世代、メモリ8GBでSSDなら爆速
- バッテリ駆動時間は注意
- CPUの見分け方
最新の低価格パソコンより中古の高スペックPCを購入しよう
今回の記事のタイトル通りですが、パソコンを購入する際、予算を抑えたいのであれば最新の低価格パソコンを購入するより中古のパソコンを購入するほうが非常にお得です。最新のパソコンは確かにパーツは新しいですが、低価格帯のパソコンは非常にスペックが低いです。
一例を挙げると、パソコンのスピードを表すCPUスコアを見てみると、3万円台で購入できる最新のパソコンのスコアが2,002ですが、中古であれば3年ほど前のパソコンでも4,000を超えるのがゴロゴロしています。
もちろん、スピードを決めるのはCPUスコアだけではないですが、これだけを見ても最新の低価格パソコンが3年前のパソコンの半分の性能しかないということが分かっていただけたのではないでしょうか。
3万円も出せば十分良いのが買える
先ほど比較したパソコンのスペックを具体的に書き出してみると、
新品某アメリカメーカー | 中古某台湾メーカー | |
価格 | 送料込み 約35,000円 | 送料込み 約27,000円 |
CPU | AMD A4-9125(2002) | Core i5-7200U(3334) |
メモリ | 4 GB | 8 GB |
ストレージ | SSD 128 GB | SSD 256 GB |
OS | Windows 10 Home | Windows 10 Home |
ディスプレイ | 15.6 WXGA 液晶 | 15.6 WXGA 液晶 |
その他 | 特になし | 特になし |
スペックについてわかる方は簡単に比較ができるかと思いますが、詳しくない方のために細かく説明します。
価格
価格はだれでも簡単にわかるかと思いますが、中古と新品とで8,000円の差が出ています。では、これらのパソコンは性能に8,000円分の差があるのでしょうか?それともそれ以上でしょうか?細かく見ていきましょう。
CPU
前述したようにパソコンのスピードの大きな目安となるのがCPUです。正確な比較はできないですが、CPUスコアがある程度参考になります。先ほどの表CPU欄、カッコ内がスコアです。数値が大きいほど早いことを意味します。
こちらのパソコンは安く購入しましたので、CPUスコアに倍までの違いはないものの、中古のパソコンのほうが1.6倍速いことが分かります。
メモリ
次にメモリを見てみましょう。これはスピードの指標になると同時に、一度に複数の作業をするためにはより多くのメモリが必要です。こちらも数値が大きければ大きいほど良いです。
表を見てみると、中古のほうが新品の2倍もメモリを積んでいますよね。これは非常に大きな差です。特にWindows 10では4 GBと8GBでは作業効率が非常に大きく違います。8GBと16GBの場合、これは作業内容によってはあまり差は感じないですが、4GBと8GBは体感できるスピードの境目にあるので、非常に重要です。
ストレージ
ひと昔前まではHDD(ハードディスクドライブ)が主流でしたが、最近はSSDという次世代のストレージに入れ替わってきています。こちらはスピードに大きな影響はないですが、データを保存できるスペースになりますので、より大きければより多くのデータを保存することができます。
こちらも中古パソコンのほうが2倍のスペースがあるということが分かります。
その他
その他の項目は特に大きな違いはないので説明は省略します。もちろん新品のモデルも、中古のモデルも作業に必要な無線LANやUSBといった必要最低限の機能は備わっています。
中古を買おう
先ほどの表を見ていただければわかる通り、中古のパソコンは新品の低価格モデルより非常に高いスペックを持っていることが分かります。同じ価格を出すのであれば、新品ではなく中古を選択するだけで、新品の倍以上の性能を持ったパソコンを手に入れることができるのです。
中古パソコンを購入する際のポイント
ここでは主にノートパソコンを対象に説明していますが、デスクトップパソコンでも知識は応用することが可能です。
中古パソコンを購入する際のポイントは、CPU、メモリ、SSDとバッテリです。
CPUはスコアが3,000以上のもの、メモリは8GB以上、ストレージはSSDが必須です。バッテリは劣化している場合が多いのであきらめるか、駆動時間が保証されているものを選ぶようにしてください。
CPUの見分け方
基本的にCPUはすべてモデル名で書かれていて、ぱっと見ではスピードはわからないですが、PassMarkというサイトで速度を数値化していますので、中古を選ぶ際は参考にしてみてください。
用途にもよりますが、どうせ中古を購入するのであればCPUスコアが3000以上のものを選ぶと良いでしょう。
中古パソコンを購入する場合でも、Celeron、Atomと書かれているものは避けてください。
購入する際は、Core i5の第7世代以降、Core i7の第5世代以降のCPUを選ぶと良いでしょう。
メモリとストレージ
メモリ、もしくはRAMと表記されますが、こちらは前述したように8GB以上のものを選んでください。4GBでも作業に耐えられますが、そこまで大きな価格差はないので8GBを選ぶことをお勧めします。中古ショップによってはリクエストすれば数千円で増設してくれますので、4GBのモデルしかない場合は相談してみてください。
ストレージは必ずSSDのものを選びましょう。HDDとSSDとでは速度に雲泥の差があります。処理速度ではなく、起動速度やソフトウェアの起動速度に影響します。HDDとSSDの差は非常に大きいので、待つのが嫌な方は必ずSSDを選ぶようにしてください。
バッテリ
最後にバッテリです。こればっかりはどうしようもありません。バッテリは消耗品ですので、中古の場合劣化している可能性が非常に高いです。劣化していた場合、新たにバッテリを購入すると1万円ほどかかる場合もあるので、注意が必要です。
中古を購入する場合、バッテリはあきらめるか劣化の少ないものを選ぶようにしましょう。劣化の少ないものを見分けるのは非常に難しいですが、メーカーがバッテリ管理プログラムを提供している場合、劣化が少ない可能性があります。
バッテリ管理プログラムを提供しているのは、パナソニック、富士通、レノボ、SONY、NECの5社です。これらのメーカーから選ぶと失敗が少ないでしょう。
ただし、確率論ですのでそこはご理解ください。