【簡単】Windows 7, Vistaで表示言語を変更する方法

Windows VistaおよびWindows 7の最上位バージョンUltimateではディスプレイの表示言語を自由に変更することができます。でも、その表示言語を変更するためだけにUltimateを購入するのってもったいないと思いませんか？

実は、Ultimate未満のバージョンでも表示言語を変更することができるのです！

そこでこの記事では、Ultimate未満のWindows 7およびVistaで表示言語を変更する方法を紹介します。

Windows 7, Vistaで表示言語を変更する方法

それでは、表示言語を変更する法法を細かく見ていきましょう。まずは対応しているWindows のバージョンについてです。

• Windows Vista
  • Home Basic Edition
  • Home Premium Edition
  • Business Edition
  • Enterprise Edition
  • Ultimate Edition
• Windows 7
  • Starter Edition
  • Home Basic Edition
  • Home Premium Edition
  • Professional Edition
  • Enterprise Edition
  • Ultimate Edition

Enterprise EditionおよびUltimate Editionでは、標準の機能でも言語を変更することができますが、ここで紹介する方法を使ってももちろん変更可能です。

変更する方法は2つあり、まず簡単な方法から紹介していきます。

ソフトウェア（Vistalizator）を使って変更する方法

簡単なのが、ソフトウェアを使って変更する方法です。ソフトウェアを使って言語パックをインストールすれば、表示言語を変更することが可能です。

確認すること・準備するもの

まずは、事前に表示言語変更ツールをダウンロードしましょう。

バージョンの確認

次に、お使いのWindowsのバージョンを確認してください。言語パックはサービスパックや32ビット版、64ビット版それぞれで異なりますので注意しましょう。

バージョンは下記の方法で確認できます。

1. スタートメニューを開く
2. コンピューターを右クリックし、プロパティをクリック

ここにWindows のバージョン、ビット数が表示されているので、それに合わせて言語パックをダウンロードしましょう。

言語パックのダウンロード

次に、インストールしたい言語パックをダウンロードしてください。ダウンロードリンクは下記を参照してください。主要なものは載せていますが、ここで紹介している以外の言語をお探しの場合、Vistalizatorのページを確認してみてください。

Vistalizatorを使って言語を変更

準備が完了したら、さっそく変更作業に入っていきましょう。

１．Vistalizatorを起動してください。ユーザーアカウント制御プロンプトが表示されるので、「続行」をクリックして起動します。

２．次に「言語を追加」ボタンをクリックし、先ほどダウンロードした言語パックを選択してください。

３．言語パックが読み込まれるまで待ちます。

４．「モード」と書かれているところをクリックすることで、インストールモードを変更することができます。基本的には「インターナルモード」でインストールしましょう。

５．インストールが始まるので、完了するまでしばらく待ちます。

６．ディスプレイの表示言語を変更するか聞かれるので、「はい」をクリックして進みましょう。

７．表示言語を変更するためには再起動が必要になるので、「Yes」を選択し、再起動してください。

これでWindows の表示言語が変更できます。

起動アニメーション・メモリ診断ツールの言語を変更

前述した内容で、Windowsの表示言語は変更できますが、起動時のアニメーションやメモリ診断ツールはこのままでは変更されません。そこで、細かい部分になりますがそこも変更したいという場合は、下記の手順に従ってみてください。

１．スタートメニューを開き「cmd」と入力する

２．検索結果から、「cmd.exe」を右クリックし、管理者として実行してください。

３．次に、コマンドラインへ下記の通り入力していきます

bcdedit /set {current} locale ja-JP

bcdedit /set {bootmgr} locale ja-JP

bcdedit /set {memdiag} locale ja-JP

※ja-JP の部分は、変更したい言語に合わせて変更してください。

ソフトウェアを使わず、コマンドラインを使って変更する方法

簡単なのはVistalizatorを使う方法ですが、ソフトウェアを使わなくてもWindowsの機能だけでインストールすることもできます。少々手間がかかるのですが、ソフトウェアを使いたくないという方は参考にしてみてください。

確認すること・準備するもの

基本的にはソフトを使った方法と同じ流れになりますが、言語パック(exe)をインストール可能な形式(cab)に変更する必要があるので、変更するためのツールをダウンロードしてください。

それからコンピュータのプロパティからお使いのWindows のバージョン、ビット数（32bit / 64bit）を確認してください。

言語パックのダウンロード

次に、インストールしたい言語パックをダウンロードしてください。ダウンロードリンクは下記を参照してください。

上記以外の言語、バージョンをダウンロードするには下記のページから行ってください。

コマンドラインから言語を変更

それでは変更作業に入っていきましょう。

１．ダウンロードしたexe2cab.exeを使って、ダウンロードした言語パックをcabというファイルに変換します。

変換したcabファイルはわかりやすい場所へ移動しておいてください（例：Cドライブ直下など）。

２．次にスタートメニューからコマンドプロンプトを管理者として実行します

３．コマンドラインへ下記の通り入力します

dism /online /Add-package /PackagePath:c:\lp.cab

４．10分ほどでインストールが完了します

５．次にスタートメニューに「regedit」と入力し、レジストリエディタを起動してください

６．下記へ移動してください

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Language

７．下記の三つの項目の数字をインストールした言語へ変更します。

• Default
• DefaultLanguage
• InstallLanguage

表記するコードは下記を参照にしてください。

上記以外の言語については、Microsoftのページから「16進表現の言語識別子」を参照にしてください。

８．Regeditで項目を変更したら、Windows を再起動してください

これで表示言語が変更できます。