Galaxy Nexus そう、日本で唯一、ドコモから発売されているAndroid 4.0 Ice Cream Sandwich 搭載機種である。だが、ここで話すのはドコモから発売されているGalaxy Nexus ではない。海外で発売されているSIMフリー端末のGalaxy Nexus GT-i9250のことである。秋葉原の一部店舗やExpansys Japan 等で手に入れることができる。
実は、正直のところ筆者は実機を持っていないのだが、ここでGalaxy Nexus GT-i9250 の素晴らしさを語らせて欲しい。最も、日本国内のみで利用するユーザにとっては関係のない話なのだが、海外へ行く機会の多い方にはぜひ読んでいただきたい。
Galaxy Nexus のどこが素晴らしいのか。多くのサイトではAndroid 4.0 を初めて搭載している端末としてOSの部分にフォーカスが当てられている。しかしここではその点以外の素晴らしさを紹介しよう。
携帯電話は電波を利用して通信を行なっている。それらには複数の通信方式が存在し、W-CDMA、GSM、CDMA200等が例である。また同じ通信方式でも電波の利用周波数がキャリアによって異なる。日本では、NTT DocomoがW-CDMAで800Mhz、1700Mhz、2100Mhz等が利用されている。海外ではまた別の周波数帯が使われていたりする。そのため最近のグローバル端末は複数の電波帯に対応するようで来ているのが通常である。
だが、日本のキャリアから発売されている多くの海外対応機種はW-CDMAで一般的に利用されている2100Mhzや800Mhzのみの対応で発売されている。もっとも、W-CDMAで多く利用される2100Mhzに対応しているため、接続にはさほど困らないが、キャリアやエリアが制限されてくる。
ところが日本国内向けではなくグローバル端末と言われる端末の多くは 800Mhz、900Mhz、1700Mhz、2100Mhzなど大概3~4つの周波数に対応している。ところが、Galaxy Nexus SIMフリーGT-i9250はなんと5つもの周波数に対応しているのだ!!
つまり、利用できるキャリア、利用できる国、利用できるエリアがほかのどの端末にも勝るのである!ただし、同じGalaxy Nexus GT-i9250であってもオーストラリアで発売されている機種は4つの周波数までしか対応していないので購入の際は対応周波数を確認するようにしよう。
イギリスなどヨーロッパで発売されているGalaxy Nexus GT-i9250が GSM 850Mhz、900Mhz、1800Mhz、1900MHz、W-CDMA 850Mhz、900Mhz、1700Mhz、1900、2100MHzに対応しているので注意して購入しよう。