この記事は、ブログやウェブサイトの表示速度を向上させたいと考えている方やロリポップのハイスピードプランの詳細を知りたい方にお勧めの記事になっています。
こんにちは、10年以上WordPressを使ってブログを書いているブロガーのアメンボです。皆さんは何処のサーバを使っていますか?私はロリポップではじまり、エックスサーバへ引っ越しをしましたが、またロリポップに戻ってきました(笑)。
ブロガーの方や、これからブログをはじめたいという方の中には、
と感じている人や、
と思っている人も多いのではないでしょうか。今回は様々なサーバを渡り歩いた自分が再びロリポップへ戻った理由を含め、ロリポップの新サービス「ハイスピードプラン」について解説していきます。
この記事のコンテンツ
- ロリポップのハイスピードプランとは?
- ロリポップへ戻った5つの理由
- ハイスピードプランの注意点
- まとめ
ロリポップのハイスピードプランとは?
ロリポップのハイスピードプランは2019年9月に提供が始まった新しいプランです。スタンダードプランと同じ価格で、スタンダードプランよりはるかに快適な環境を手に入れることができます。
エックスサーバのX10プランとほぼ同等の機能をワンコイン(500円)で使うことができてしまいます。もちろんWordPressの簡単インストールや、セキュリティ対策の一つであるWAFはそろっていますし、データベースもハイスピードプランなら作り放題です。
具体的な機能一覧はロリポップの機能一覧ページを参照ください。
なぜロリポップに戻ったのか?
ロリポップに戻った理由は大きく分けて下記の理由からです
- 圧倒的な応答速度
- 維持費が安い
- SSL化が一瞬
- コントロールパネルが使いやすい
- SSHが使える
ロリポップのスタンダードプランを5年ほど使い続けていた私ですが、2018年にブログを本格化し、アクセス数が増えたのをきっかけにロリポップからエックスサーバへ引っ越しをしました。当時はエックスサーバに引っ越しをすることで、圧倒的なエックスサーバの快適さに驚いたものです。
現在もエックスサーバのサービスは非常に充実していてお勧めできますが、それ以上にロリポップのハイスピードプランは応答速度が速いのです。
速度比較
具体的に応答速度を比較してみましょう。応答速度の比較にはGoogleのPageSpeedInsightを使用します。自分はAffingerというテンプレートを使用していて、こちらはなかなか表示速度が遅いのです。
最近のGoogleのSEOは、サイトスピードが順位にも影響するほどサイトの応答速度は重要になってきています。コンテンツはもちろん重要ですが、ある程度コンテンツが充実している場合、サイト応答速度を高速化することでサイト順位が上がる可能性があるのです。
また、技術的な話になりますがサーバプログラムとしてConoha WINGの採用しているnginxと比較し、apacheとの互換性が高いという点が挙げられます。もちろん、nginxでもapacheと互換性があり、ほとんどのプログラムはnginxでも動作できますが、多少使い勝手が異なるため、私は少々苦手としています。
しかし、LiteSpeedは完全互換があり、ほぼLiteSpeedを使用しているということを意識せずに扱うことができるので非常に満足しています。
ちなみに
ちなみにLiteSpeedは第4世代ウェブエンジンともいわれている最も新しいウェブエンジンです。日本国内では、ロリポップのほか、まだ数社しか採用をしていない非常に新しいエンジンです。
LiteSpeedのメリットはアクセス集中時にも安定して表示できるという優れものです。瞬間最大表示測度はnginxに劣るようですが、アクセスの多いサイトやVPSや専用サーバではなく、共有サーバで安定した表示をさせたいという人にはお勧めの機能です。
維持費が安い
ロリポップのハイスピードプランはもともと月額1000円のプランでしたが、昨年8月に価格改定が行われ、現在はワンコイン(500円)で使用できるようになりました。エックスサーバのX10は月額900円です。広告収入でそれ以上に入ってくるとは言え、固定費はできるだけ安く抑えたいのがブロガーの性です。
ということで、ほぼ同じ機能でスピードがエックスサーバよりもはるかに速いロリポップハイスピードプランへ移行してしまいました。
SSL化が一瞬
サーバ移転をする際にネックになるのが移行期間です。基本的に移行はシームレスに行えますが、SSL化を無料のLet’s Encryption というサービスを使って行っている場合、ネームサーバの設定が完了しないとSSL化ができません。そして、SSL化ができない場合、サーバ表示できなくなってしまうのです。
ちなみに
厳密には、httpプロトコルでアクセスすればサイトは表示できますが、WordPressの設定を変更しなければいけません。
そのためサイト移転はアクセスの少ない夜間に行うことが多いのですが、ロリポップの場合、SSL化が一瞬で完了します。もともと使っていたエックスサーバはネームサーバの設定完了後、SSL化を申請し、SSL化が完了するまでおおよそ1時間から数時間かかります。
しかし、ロリポップはネームサーバの設定を完了してからものの数分でSSL化を完了することができるのです。そのためアクセスの多い日中に移行を行っても、アクセスできない期間はほんの数分に抑えることができるのです。
コントロールパネルが使いやすい
そして最後のポイントがコントロールパネルの使いやすさです。一度WordPressをインストールしてしまえば、基本的にサーバコントロールパネルを使うことは殆どありませんが、新たにドメインを追加したり、テストサイトを作成、修正したりを繰り返している私はコントロールパネルが使いやすいというのは非常にありがたいポイントです。
そのほかのポイント
最後のポイントはSSHが使えるという点です。ほとんどのサイト運営者にはあまりなじみがないかもしれませんが、SSHを使用することができると、コマンド操作が可能になり、サイトの引っ越しや、サイト管理が非常に楽になります。
初心者にもやさしい
最後のポイントになりますが、ロリポップは初心者にもやさしい設計になっています。ほとんどの方はWordPressが使えれば十分かと思いますが、ロリポップはWordPressの簡単インストールに対応しています。
そのためサーバの難しいことはわからないという方でも、クリック一つでWordPressをインストールできるので、難しい知識は不要です。
ハイスピードプランの注意点
ここまではロリポップのハイスピードプランの良い点ばかりに注目してきましたが、もちろん注意しなければいけない点もあります。
ロリポップのハイスピードプランは使用できるPHPが7.3以上のみとなっています。これからブログを始める方は気にする必要はありませんが、昔からWordPressを使い続けている方は古いプラグインはWordPressのバージョンには注意が必要です。
また、ハイスピードプランはPHP.iniの編集には対応していません。ほとんどのPHPプログラムはそのまま使用できますし、オプションも変更せずとも問題ありませんが、特殊なPHPオプションを必要とするプログラムを使う場合は注意したほうが良いかもしれません。
とはいえ、この辺はかなり技術的な話ですし、最新のWordPressを使っている場合は気にする必要がありませんので、この記事の内容がよくわからないという方は、そのままハイスピードプランを契約しても問題ないと思います。
それ以上に、ライトスピードはアクセスが集中した時に安定した応答速度で定評がありますので、アクセスが多いブログや企業サイトにもおすすめのプランです。
これからブログを始める方も、他のサーバでブログを運営している方も是非ロリポップのハイスピードプランを試してみて下さい。
まとめ
ロリポップのハイスピードプランは2019年に始まったまだ新しいサービスです。昔ロリポップを使っていたけれど、徐々に速度に不満が増え、他社へ移転されたという方も多いのではないでしょうか。
私自身もその一人です。しかし、近年様々なサービスが増え競争が激化する中で、ブロガーにお勧めなのは「エックスサーバ一強」から変わりつつあります。老舗のサービスもサーバ更新などを行い、サービスが改善されてきているのを感じます。
同じロリポップでも昔のロリポップと今のロリポップは、実は中身が大きくバージョンアップしているのです。他社サービスを使用している方も、これからブログを始める方にもどちらにもおすすめできるのがロリポップのハイスピードプランです。