上の図を見ればわかると思うが、Vista,7は非常に多くのエディションをそろえており、購入時にどのエディションを購入すればよいかわからない方も多いはずだ。もっとも今は7が発売されVistaでエディションについて不評だったわかりにくさはだいぶ改善されており、迷ったらHome Premiumを購入しておけば、当分困らないだろう。ここでは主に7を中心に説明したい。
Vistaでは新興国向けのStarter Editionから始まり、基本的な機能のみのHome Basic,一般的な家庭向けのHome Premium, 企業向けのBusiness(※これは企業向けなのでMedia Centerなどのマルチメディア用ソフトウェアは含まれていない),エンタープライズ契約でのみ販売しているEnterprise Edition,すべての機能を含んでいるUltimateがある。
そして7では、ネットブックなどと呼ばれるウルトラモバイルPC向けの軽量版 Starter Edition(※個のエディションではいくつかの機能制限があり、DVDの再生や、壁紙の変更などができない)、そして新興国向けのHome Basic、それから一般家庭向けのHome Premium、企業向けのProfessional,エンタープライズ契約でのみ販売しているEnterprise Edition,そしてVista同様すべての機能を含んでいるUltimateがある。 また7ではVistaの時とは異なり、上位のエディションでは下位のエディションで含んでいる機能をすべて含むとしている。このためVistaではBusinessにありHome Premiumにない機能、または逆の場合もあったが、7ではHome Premiumにある機能はすべてProfessionalにもある。このためProfessionalでもMedia Centerなどが使用できる。
各エディションで異なる機能をいくつか紹介しておこう。
- まずVista Home Basic, 7 StarterではAeroが使用できない。
- Home PremiumではMedia Centerが使用できる。
- Professional XPのみで動作するソフトなどを使用するためのXPモード
- ユーザーごとに表示言語の変更など
ただXPモードはあまり一般のユーザーは使用しないので、Home Premiumを購入するのがおすすめ。当ページでも紹介している通り、ユーザーごとの言語変更はUltimate以下のエディションでも可能であるし、Ultimateにこれといって必要な機能はないからだ。